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STORIES

PROJECT
カリタス幼稚園新園舎
可能性の種に満ちあふれた
新園舎の提案
2020.12.20

INDEX

伝統あるカトリック系のミッションスクールである、カリタス学園の幼稚園建て替え計画の設計者プロポーザル。カリタス学園は幼稚園・小学校・中学校・高等学校をそなえた総合学園で、成長段階に応じた体系的なカリキュラムによる一貫教育を行っています。幼稚園は異年齢教育やモンテッソーリ教育を取り入れており、他者を思いやる心や、主体性・自主性を育むことを大切にしています。
新園舎では、それらの教育がより一層有意義になるような空間計画が求められました。既存の幼稚園を使用しながら新園舎を建設することが条件。また、幼稚園は小学校、中学高等学校などと一体的なキャンパスを形成しており、キャンパス全体の関係性を考慮した提案が求められるコンペティションが行われました。
設計者のコンペティションは「指名プロポーザル方式」で進められました。エントリーした設計事務所には園より資料等が提供され、それらを通じてカリタス学園そのものを理解した上での最適な提案が求められたのです。
そして、プレゼンシートによる一次審査・ヒアリングの二次審査を経て、SOU建築設計室の「可能性の種に満ちあふれたカリタス幼稚園 -オープン型子ども施設の提案ー」が選定されました。

Caritas(愛)に包まれた新園舎を目指すプロジェクトが始動

2019年6月より基本設計が始まりました。学園の建設委員会や幼稚園教職員そして学園建築アドバイザーの長澤悟氏との検討を重ね、2020年5月「基本設計」が完成しました。いよいよ「こどもたちの可能性を広げる多様性のある園」を目指す新たなプロジェクトが始動します。
大切な幼児期に、のびのびと、発見や刺激にあふれた“多様な環境”をつくることをテーマに、内外部において様々な居場所をつくり、子どもたちの目線や手足の感触を大切にした環境を作ります。緑豊かな自然も含めて子どもたちの原風景を大切にし、カリタス学園全体の雰囲気を作る美しい園舎を目指します。

※ カリタス幼稚園の公式発表はこちらでご覧いただけます。
https://caritas.or.jp/kd/ensha.html

こどもたちの可能性を広げる多様性のある園に

家庭から出て初めて接する社会である幼稚園は、多様な世界への入り口となります。
自然の神秘・命の恵み・家庭や友の愛...
世界では多様で、ひとつひとつがかけがえのないものだと気づくキッカケになるために、多様なコト(場)に満ち溢れたキラキラした小宇宙であってほしい。
こどもたちが将来に大きな花を咲かせるために、可能性の種を埋め込みます。

キャンパス内に森をつくる

幼稚園・小学校の敷地間に「学園の森」を創り、中心性と一体感を生み出す。静かで豊かな森が様々な発見や活動を誘発するとともに園庭や校庭にない静かな思索など、落ち着いた活動の場所とします。森は小学校と共有し、教育環境として活用するとともに、運動会などの行事の際はグラウンドの観客席ともなる予定です。緩い起伏をつくることで、変化に富む空間が創り出されます。

分棟配置により活動に変化を与える

学園の広場を中央に形成し(園全体の中心)両棟のつながりを形成します。その空間は外部とも自然なつながりを持っています。開放的なA棟と、家庭的・住宅スケールに近いB棟が変化を形成するので。将来のこども園化の際には、B棟で0〜2歳を保育し、A棟の活動に大きな影響を与えず転換可能であることも想定して計画が進められています。

モンテソーリ活動のための2タイプの空間

こどもたちが多様な活動を自分で選択し、納得するまでやることが大切と考え、先生の見守り・観察を充実させつつ、こどもたちの次の活動への展開のヒントを見つけやすい空間を目指すします。具体的には ー

  • 多様な活動の場を提供・広く見通しのよい空間
  • 家庭的な雰囲気・住宅スケールの空間
自然エネルギーによる環境配慮型の園舎

省エネ計画を十分に行い、エネルギー消費は高効率機器の採用や十分な建築計画で削減を目指します。具体的には ー

  • 日照、通風、気密・断熱性を高める。
  • 屋上緑化、日射遮蔽の庇などを設置しパッシブ型の環境配慮。
  • 自然エネルギーを活用(太陽光発電、校地の緑被率の向上)
  • 床下チャンバー空調を採用し、機器効率が高いヒートポンプ方式により環境・空調負荷を低減

新園舎完成に向けて

基本設計が終わり、現在は実施設計が進行中です。そしてまもなく施工者の選定して工事が始まります。園舎完成目標は2022年3月です。
今後もプロジェクトの進行状況は逐次こちらの「STORIES」でお知らせしていきます。どうぞお楽しみに!

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