2019年6月より基本設計が始まりました。学園の建設委員会や幼稚園教職員そして学園建築アドバイザーの長澤悟氏との検討を重ね、2020年5月「基本設計」が完成しました。いよいよ「こどもたちの可能性を広げる多様性のある園」を目指す新たなプロジェクトが始動します。
大切な幼児期に、のびのびと、発見や刺激にあふれた“多様な環境”をつくることをテーマに、内外部において様々な居場所をつくり、子どもたちの目線や手足の感触を大切にした環境を作ります。緑豊かな自然も含めて子どもたちの原風景を大切にし、カリタス学園全体の雰囲気を作る美しい園舎を目指します。
※ カリタス幼稚園の公式発表はこちらでご覧いただけます。
https://caritas.or.jp/kd/ensha.html
家庭から出て初めて接する社会である幼稚園は、多様な世界への入り口となります。
自然の神秘・命の恵み・家庭や友の愛...
世界では多様で、ひとつひとつがかけがえのないものだと気づくキッカケになるために、多様なコト(場)に満ち溢れたキラキラした小宇宙であってほしい。
こどもたちが将来に大きな花を咲かせるために、可能性の種を埋め込みます。
幼稚園・小学校の敷地間に「学園の森」を創り、中心性と一体感を生み出す。静かで豊かな森が様々な発見や活動を誘発するとともに園庭や校庭にない静かな思索など、落ち着いた活動の場所とします。森は小学校と共有し、教育環境として活用するとともに、運動会などの行事の際はグラウンドの観客席ともなる予定です。緩い起伏をつくることで、変化に富む空間が創り出されます。
学園の広場を中央に形成し(園全体の中心)両棟のつながりを形成します。その空間は外部とも自然なつながりを持っています。開放的なA棟と、家庭的・住宅スケールに近いB棟が変化を形成するので。将来のこども園化の際には、B棟で0〜2歳を保育し、A棟の活動に大きな影響を与えず転換可能であることも想定して計画が進められています。
こどもたちが多様な活動を自分で選択し、納得するまでやることが大切と考え、先生の見守り・観察を充実させつつ、こどもたちの次の活動への展開のヒントを見つけやすい空間を目指すします。具体的には ー
省エネ計画を十分に行い、エネルギー消費は高効率機器の採用や十分な建築計画で削減を目指します。具体的には ー
基本設計が終わり、現在は実施設計が進行中です。そしてまもなく施工者の選定して工事が始まります。園舎完成目標は2022年3月です。
今後もプロジェクトの進行状況は逐次こちらの「STORIES」でお知らせしていきます。どうぞお楽しみに!