園庭を囲み込むかたちで計画した2棟の園舎の中心に位置する大階段には十字架を象徴するモニュメントを設けています。そして十字架の下には聖書の "みことば" を大理石に刻み、土台にはラテン語で主の「愛」を意味し、学園の名前である "CARITAS(カリタス)" の文字を入れています。これによってカトリック、学園の精神を美しいモニュメントによって表し、登園する子ども達、園を訪れる人々を「主の愛に満ちた眼差しと抱擁」をもって出迎え、見守ることを表現しています。
十字架の大階段に立つと、カリタス女子中高校の十字架を軸線上に見ることができ、学園としての一体感を感じる場所でもあります。
園舎の中心に設けた円形の中庭には、十字架が象徴的に掲げられています。中庭を中心として各部屋を配置しているため、各部屋や廊下から十字架を見ることができ、生活の中にいつもキリストの精神を感じることができるのです。
また、中庭からもみえる美しいステンドグラスのある宗教室は常に開かれていて、こどもたちがいつでも神様に心を向けることができます。そのように "主の御心を常に感じることができる空間" が祈る心を育てる場をつくりだしています。