キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・空間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に創設されものです。
本賞は、子どもや子どもの産み育てに配慮した
すべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。
日用品から住宅、街づくり、ワークショップ、調査研究まで幅広い分野が対象となっており、子どもが使う製品のみならず、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てへの配慮があれば応募可能となっており、受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められます。
そして、SOU建築設計室が国家戦略特区制度を活用して都立木場公園内に建設した保育園保育園「MIWA木場公園保育園」の設計が第12回キッズデザイン賞を受賞しました。
今回の受賞では、SOU建築設計室が目指した公園という環境を活かしながら地域に開かれた施設としてのオープン性、子どもの視点に立った心地よさと使いやすさという設計コンセプト/デザインが高く評価されました。
審査委員からは
「待機児童問題の解決のためには多様な立地条件やそのための設計の試行は欠かせない。立地上の制約の中、床面積を抑え公園の景観になじむ建築を形にしている先例である。」
との評価もいただきました。